第8教室:『ペルル嬢』(フランス語学習)『テレーズ・ラカン』(英語学習)

ドーデの『金の脳みそを持った男』もここで学習しました.

山田 錦の【通訳ガイド日記 65】

2013年5月5日 (日) アウラさんご一行


  【ロイヤルパーク京都、午前8時45分】


   まあ、9時のお迎えなので、
   15分前に入るのは、当たり前。
   否、バスツアーなら、むしろ遅い。
   そこへ現れたのは、
   昨夜のご依頼人アウラさん。


アウラさん : Hi, Mr.Yamada, I presume.
        どうも、山田さん、ですよね。     


山田    : Yes, I am. Pleased to meet you.
         はい、どうも。


アウラさん : Maybe, there will be some time
        till my wife comes down.
        How about coffee ?
       
        家内はまだもうちょっと
        時間がかかりそうで。
        コーヒーはいかがですか?


山田    : Good idea. There's one outside.
        いいですね。外に一軒ありますよ。


   12人もあとから、
   ぞろぞろ来るのかと思っていたら、
   2人だけだという。
   そしたら、昨夜の電話の、12人、というのは、
   山田の聞き間違えである。

   two と twelve を聞き間違えるようでは、
   失格でっせ。しっかりしなはれ。
   て、誰にゆうてんねん。
   自分で自分にゆうて聞かしております。

    ヾ(@^▽^@)ノ

   河原町三条、ロイヤルパーク京都のお隣に、
   ベーカリーのコーヒーショップ
   があったので、レッツだゴー。

   アウラさん、ゴタにパンを勧めますので、


     「 Then, I think I'll have croissant.」
       ほな、クロワッサンしますわ。

     
   コーヒーを注文して、テーブルに着くと、
   アウラさんは、奥さんを呼びに、
   ホテルに戻ります。

   こういう時って、コーヒーが来ても、
   おあずけなのかな?
   まあ、山田は、犬のコロ助じゃないので、
   コーヒーを飲んだ。

   いや、クロワッサンと一緒に飲むときは、
   コーヒーと言わずに、
   キャッフェである。

   フランス語入門テキストの第1ページには、

   アン キャッフェ スィルヴプレ

   とあるくらい、
   フランス人とコーヒーは
   切っても切れない関係にある。


   クロワッサンをボロボロこぼして、
   行儀悪く食べているところに
   奥様登場。


奥様の
シャン
タルさん : Good morning, Mr.Yamada.
        I'm Chantal. Nice seeing you.
       おはようございます


山田   : Good morning, Mrs. Aeoul Chantal,
       How do you do ?
       おはようございます。

奥様の
シャン
タルさん : Today I have lots of
      places to see in mind.
       きょうは、たくさん
      行きたいところがあるのよ。

    
       ヾ(@^▽^@)ノ
 

奥様は、フランスご出身なのだそうです。
そういえば、シャンタルって名前も、
どちらかというと、

シャンソンから派生したような響きです。


まあ、日本でなら、
歌子というような名前かも。



アウラさん: Yamada san, We have a plan to go to
      Arashiyama area tomorrow.
      So please take us to somewhere
      around Kiyomizu temple today..

       山田はん、わっしらは、
      嵐山は明日行くつもりですねんわ。
      まあ、そういうわけでっさかい、
      きょうは清水寺あたりに
      連れて行っとくんなはれ。


ローラ  : Sure
       いいよ


ローラやこと、おらへんっちゅうねん。
勝手に登場させるな! (読者代表)
     
すんまへん。
いてはったら、楽しいかな思いましてん。 
                  (山田)


山田   : Yes, let's.
       はい、行きましょう。


   先に、「二条城」に行くことになりました。
   河原町三条から歩いて、
   市役所前」という駅に来ました。


アウラさん: There are a lot of people there
       in front of the building.
       What are they doing ?
       あの建物の前で、何してはんねんやろ?
       いっぱい、人いてますなあ。


ローラ  : ローラ、行ってみたい。

     
 
   ローラは、おらんっちゅうてるやろ、
   あほ!       (読者代表)

   
いやん、登場させたいのに!   (山田)
 
   うそ書いたら、日記ちゃうやんけ。(読者)
 
   ごめんネ。 (ローラ)

   すんません。 (山田)


シャンタ
ルさん  : Looks like a flee market !
       フリーマーケットちゃうのん?


山田   : Yes, they hold a flee market
       on holidays like today.
  
       そうでんなあ、
       きょうみたいな休みの日に
       フリマしはりますわ。



アウラ
さん   : The building looks very old.
      建物、古うおまんなあ。


山田   : It's a municipal government house.
       市庁舎です。



  市役所前から、地下鉄に乗ります。
  どこまでも、下へと続く長い階段です。



山田 : At first, they built
     the Karasuma line
     that runs south and north.
     After that they built this
     west and east line.
     So this line runs
       under the former line,
     they dug this deep .
       
        先に、南北線を建設して、
     後からこの東西線をその下に
     走らせたものだから、
        深く掘ったんです。

     
ヾ(@^▽^@)ノ

      【二条城へ】

    
地下鉄の駅には、この工事で出土した、
歴史的遺構品などを展示しています。
京都の地は、どこを掘り返しても、
必ずと言っていいぐらい、遺構破片が出ます。

出るたびに、工事は中断され、
教育委員会が調査に乗り出します。

なので、民間企業の工事では、
地下を掘りません。工事が中断したら、
予算オーバーになるからです。


もぐり業者の京都検定試験用学習講座


期末試験 : 京都では、大きな地下商店街が
       ないのは、なぜですか?

 
怪答   : はい、出土品が出たら、
       困るからです。



     ヾ(@°▽°@)ノ

      【二条城】

山田 : In 1600, there was a big battle
    between Tokugawa family
    and Toyotomi family.

    It was the biggest battle ever.
    Because the battle was very important
    for gaining the sovereign power
    over Japan, both family gathered
    as many fighters as they could
    at the Sekigahara, middle Japan
    somewhere between Nagoya and Kyoto.

    1600年、徳川家と豊臣家の間に
    合戦が起こります。

    至上最大の合戦でした。

    全国支配権をかけた重要な戦いだったので、
    両家とも、
    関ヶ原には、出来る限り多くの
    兵を募りました。

    関ヶ原は、
    名古屋と京都の間にある場所です。

       
    The battle was resulted by
    winning of Tokugawa family.   

     戦いは、徳川家の勝利になりました。

    Shortly after the victory, the head of
            the Tokugawa family, Ieyasu was
    appointed to the first Shogun.

           He built this castle to
           attend to his business
   for his stay in Kyoto. 

   戦いに勝利すると、
   徳川家の頭領、家康は、
   将軍に任命され、ここに築城して
   京都での政務を執りました。
    

ヾ(@°▽°@)ノ
   

大手門を入って、案内板のあるところでは、
こうした長々しい説明が可能です。

というか、ここでしか説明できません。
これが、バスガイドとの大きな違い目。

ウォーキング・ツアーでは、
乗物が乗合ですから、
大きな声での説明ができません。

 何?貸切のほうが、いいのにって?

ご冗談を。大型貸切バスをご覧なさい。

四条河原町周辺も、祇園周辺も、大型車両
全面通行禁止(市バスを除く)なので

バスは、みな、遠い遠い、遙か彼方の知恩院前の
不便な駐車場に入れて,そこから、また
延々歩いて、
京極などの街路に繰り出すのでっせ。
   
     
      ヾ(@^▽^@)ノ


    【うぐいす張り】

  うぐいすは、 bush warbler. 
  だけど、ここの廊下は、 nightingale floor
  と説明されております。

  パンフレットと違うことを言っていると、
  余計なこの質問が飛んでくるので、
  山田、説明は、

   nightingale floor

  であると言っておきます。

  (=⌒▽⌒=)

アウラ
さん : This part of the floor
     doesn't make the sound.
     ここは、鳴れへんなあ。


山田 : Yes, the bird flies
     away for his lunch.
     うぐいすが今、
     飛んでいって、留守ですのや。
     昼飯の時間ですので。


     【庭】

   蘇鉄を見て


山田 : A Japanese sago palm.
     A feudal load in Kyushu
     gave the tree to Shogun.
     蘇鉄です。
     九州の大名がプレゼントしました。


  英語は、単数形、複数形にうるさい言語ですが、
  こうした蘇鉄の説明では、
  単純にひとつと見なして、単数形で
  説明しています。

  基本的にどちらか、
  わからんときも、単数形です。
  さらにまようと、
  ときどき複数形になったりします。

  それは、山田英語であって、
  学校英語では、アウト!三振。逮捕。クビ。


       【本丸庭園】
             
  久々に本丸庭園に入ります。
  うっかり入ったと言っておきましょう。

  ここに入ると、
  本丸跡に登る確率が高くなります。

  それはどういうことか?
  見よ、眼前の石垣の階段を。

  あれを登ることになるんだぜ。わははは・・
  足が震えるぜ。
  そのうち立て札が立つぜ。

  
   「 58歳以上のかたは
    登ってはいけません。
    きつけ薬があればいいです。」


  「そういうわけですので、どうぞ、
   お客様だけで、行って来て下さい。」


アウロ
さん  : Yes, we are going up above.
      yamada san,
      help us with the camera shot.
      当然登るさ。山田さん、カメラ係たのむよ。       

       

 だが、現実はこうして、登るハメになったぜ。
 ガイドは、永遠の青年
 であることが、求められるぜ。

  
    
   【教訓】 
危険な場所には、近づくな。
必ず、入り口で、食い止めよ。


ヾ(@^▽^@)ノ

さて、本丸庭園は、いつものコースは、
工事中につき、通行止め。
そうすると、左廻りで帰ることになります。

    

【地下鉄で東山へ】


地下鉄に乗って、東山駅まで。
ここから三条通
(ここは、旧東海道。その昔ここから
   14日かけて、江戸に行きました。)

少し東に進めば、神宮道。
ちょっと、右を覗いてみると、
大きな朱塗りの鳥居。
ここが、平安神宮の大鳥居。

高さ24.4mで日本一・・・といいたいが、 
熊野本宮大社の鳥居(高さ33.9m)が一位。

では二位かというと、そうでもないらしく、
二位は、新潟の弥彦山の鳥居で、30.16m。

明治神宮の鳥居は、高さが12メートル。
ただし、木造の鳥居ということでは、日本一。

神宮道を南に。
京都では、南に行くことを下がるといいますが、
この粟田口では、登り坂。
大きな楠木を見上げながら、進みます。

青蓮院と知恩院が並ぶ、厳かな場所。
立ち寄るかどうか、お聞きしたが、
最重点項目は
清水寺であることを確認し、パス。


シャンタルさん : Where is the lunch place ?
          We are hungry.
          食事場所はどこ?もうだめ。
おなかペコペコ。

(ノ_・。)

     
  ここから一番近いのは、いもぼうである。    
  そうしておけば、よかったものを。
  後悔先にたたず、とはこのことか。
  東山安井の「つじ華」まで、行ったら、


   「すみません。きょうは、満席です。」


  おい、山田のおっさん。
  確認電話したんかい!アホー。

  みなさん。ガイドはね。
  必ず、確認の電話をしなければならないこと
  になってるんですよ 
  基本中の基本でっせ。

  これが、エージェントにクレームが来たら、

   「もうあんた、いらんし。」

  お払い箱やで。


     【石部小路】

  下河原から石部小路を歩きます。
  
  ここは、石畳の路地。
  京風情のある一角に、料理屋。

  お昼は野菜の煮物の定食。
  おひとり3500円。

  この値段を見ては、
  平野屋(いもぼう)が懐かしい。
 
  (ああ、愛しのいもぼうよ、今いずこ?)

  て、あほか。さっさと
  円山公園に戻って、食べてこいや。
 
  さっさとせい。お客様はハラペコだ。このさい、

     「いそべ」

  でもええで。「いそべ」に「いそげ」

        ヾ(@^▽^@)ノ    


シャン
タルさん: Yamada san,
      what do they serve to us
      in this restaurant ?
      ねえ、山田さん。
                   ここ、何のお料理のお店?


山田  : Boiled vegetables in a sweet broth.
        They serve it as a table set.
      野菜の煮物。定食ですわ。

シャン
タルさん: Can we go in ?
      入れるの?

ラブラブ!
  
       そのとき、お店の方がお出迎え。

          「ようこそ、いらっしゃいませ。」

          「いらっしゃいました。」

山田   : I'll eat at other place
       because I cannot afford to it. 
       Please go ahead.
       とてもここで食べる身分じゃありません。
       よそで食べますから
       みなさん、ここでどうぞ。                 


アウルさん : Oh, please Yamada san.
        we invite you.
        何をおっしゃいますか、山田さん。
                          招待しますがな。

   
入って見た。
カウンター席である。
奥様は、座敷をご希望。
        

      「 夜の懐石用なので、
        昼間は座敷は使えない。」


のだそうです。


このとき、店を変えるチャンスはまだあった。

       「古都梅」

なら、座敷の部屋を用意してくれるのに・・・

時はめぐり、また夏が来て・・・

そうして、いつしか、
店を変えるチャンスを失って、このまま
ずるずるこの


     「野菜の煮物」


のお昼になりました。

出汁は、昆布と鰹、あとは、秘伝の隠し味。
スープは最高。

でもな。ひとつ、頭が沸騰したことがあった。
 
何か?その後、また一組のお客様。
同じく、カウンターに。

また一組。


   「 すみません。もう満席でして・・・」


   「 お座敷に上がってもらいなさい。」

      
 このやりとりを耳にしては、
心おだやかではありません。

何ちゅー店や。パカにするな。

お客様は、日本語がわからないので、ニコニコ。

   
 ( ああ、笑う門には、福来たる。
      これは、真実の教えだとも。)

      
どうしよう。山田よ。
知らぬ存ぜぬを決め込むか?

     Yamada kept innocent taciturn silent and patient.

でもな。心に誓った。
私は誠実な店が好きだ。そうでないのは嫌いだ。

奥様には、黙っておきました。
だって、知ったら、悔しいだけで、他に何もない。


      【法観寺

食後は、ねねの道。足取り軽く、高台寺の参道へ。
大きな霊山観音が見えます。
大きさは鉄人28号ぐらい。

       ガオー

とはいわない。
いやあ、あの霊山観音様が、突如、立ち上がり、

     「ガオー」

と言って、空を飛び出したら、
ゴタは、腰を抜かして、口からアワを噴いて、
さけぶだろう。


   「お、終わりや。この世の終わりや。
          ひぇ ひぇ ひぇー。」


二年坂の石段を登ります。
登り切ったところは、三年坂。
右に行けば、法観寺
     

   「行きましょう。」


法観寺は、聖徳太子が建てた寺なので、
平安京より、古いのです。

この寺に、五重塔が建っています。
こういう高い建物が建つ様子は

   「屹立(きつりつ)する」

という言葉を使います。

峻厳とした響きのある言葉です。
そういう雰囲気の五重塔
中に入りましょう。この五重塔は、
中に入って、さらに、二階に上れるのです。
二階からの見晴らしのいいこと。
京の町並の展望が素敵です。

心柱の様子も、二階からだと、
よくその構造がわかります。


山田  : The center column sustains
       the whole building.
       この心柱で支えられてますねん。


アウル
さん :  How long the column is ?
     長さはどのくらい?


山田  : Same as the height of this building.
      建物の高さだけありまっせ。

アウル
さん  : How tall is this pagoda then ?
      じゃあ、塔の高さは?



   本日のプロ野球の結果:

       アウルさん、サヨナラホームラン
          
       負け投手、山田。 

       
   講評:八坂の塔の高さぐらい、覚えておきなはれ。



      【三年坂】

   法観寺から三年坂の石畳を清水寺に向かって歩きます。
   向こうから、舞妓さんがやって来ます。


山田  :  Look ! Maiko is coming.
        あ、舞妓さんだ。  

アウル
さん   : What ? What did you say ?
                   何、どうした?何だって? 


山田   : Maiko.
                    舞妓。


アウル
さん   :   Michel ? That good boy.
      マイケル? あの男の子か?


山田   : No, I mean that girl in kimono.
      ちゃいますやん。あの着物の子。


シャン
タルさん : Yeah, beautiful
      そうね、きれいだわ。


ヾ(@^▽^@)ノ


山田、舞妓さんにお願いして、
一緒に写真を撮らせてもらった。


(^O^)


山田 : Then let's take a picture.
                  Stand sided by Maiko. Say Cheese.
     じゃ、舞妓さんと一緒に。はい、チーズ。

   
百聞は一見にしかず。あれが、舞妓です。
ご納得いただけたようで、なにより。


     【清水寺へ】

 三年坂の石段です。
これを登り切れば・・・龍になる・・なれへん。
 これを登り切れば、
いよいよ、清水寺参道の、五条坂

えんやこらせ、どっこらせ。
もう、三年坂の石段で、体力を使い果たしました。
  
   Please go ahead.
   I'll catch up with you later
   at the entrance stone steps.
  
 「 もう、お宅ら、先に行ってて。
  わたしゃ、あとから追っつきますので。」


お客様は、両側にあるお店が楽しそう。

    
うさぎが先にピョンピョン跳ねていって、
亀があとからお店に追っつく、息のあった
絶妙のペースでございます。
亀はまんねん。うさきも跳ねてまんねん。


   
       【清水寺

随求堂は、観音様の体内。
この中に入って、石に触ってきたら、
安産になるとか。
    

   「 何やて?すると何かえ。
    男がその石に触ってきたら、
    子ども産むんかい、え?
    ええかげんなことゆうたらあかんで。」


てか。わっはははは。子どもを産むともよ。
よく聞き給え。
一度、死んできて、来世、女性に生まれて、
それから安産しますのや。
わっははは。
何をあっけにとられている?


       【清水の舞台】  
     
   「 日本語に、清水の舞台から飛び降りる、
            というフレーズがある。」
   
 と言ったら、

   「 それと、重大な事柄を決断することと、
     どういう関係があるのですか?」


と言われてしまった。

   「 思い切ること。」

と言いい直したが、まだ、意味不明らしい。
当然だね。あの舞台の下をご覧なせえ。
   
竹が牙を剥いています。
突き刺さったら、死ぬし。
決断がよくても、死んでしまいます。

串刺しの出来上がり。

    
    【おみくじ】

 お客様、おみくじを引く、と言われます。

 吉しかないから安心だ、と思っていたら、
    凶もしっかり入っているらしい。
   アウロさん、その凶を引き当てます。

 なので、書いてある、悪いことを全て、
    駆逐するには、
    それだけのお守りをお買いなさい
 と、言っていたら、


店員さん : あんた、そんな、お守り買わせたら、
                    それが、余計な出費の不運ゆうもんや。
       そのおみくじをそこに、結びつけるよう、
                       ゆうたげなさいな。
       ちゃんと、守ってくれはるから。


【時間切れ終了】

契約時間が来てしまいました。
途中ですが終了になります。


  「 せめて、
            ホテルまでお送りしましょうか?」

   
  「 大丈夫です。
           このあとは自分たちで、行けます。
   このあとは、錦市場なんです。
           だから大丈夫、ありがとう。」


カードはOKか?
と聞かれますが、ゴタは現金のみ。
  
     Cash only.

清水寺の参道で、お別れとなりました。
たまに、こういう途中解散があります。

無理強いはしません。
おふたりだけの時間が
必要なこともあるでしょうし。


Thank you.
It's a wonderful day spending with you.
すてきな一日でした。ありがとう。

Thank you.
This is a wonderful day for me
having you as my guests.
Thank you.
ありがとうございました。
こちらこそ、
楽しくすごさせていただきました。


   おしまい
   山田 錦