山田 錦の【通訳ガイド日記 １４】

２０１０年　１１月８日（月）

アメリカからのお客様の巻

ハートン・ホテルが、お迎え先。午前９時。

アメリカは、シカゴからと、オマハから訪日の、
ローレンス・ウェーバー様、
スー・メハッフィー様
ご一行の６名様。
さらに、奈良ホテルにお泊まりのご友人との
ドッキングが、日程表に入っています。

車は、日産レンタカーから、定員８名の、セレナを調達。

出発ーっ！

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ヾ(＠^▽^＠)ﾉ

昨日、すでに、関西入りをされていて、
二条城と、金閣寺は、済ませているとのこと。
なるほど、訪日が、一日繰り上がっていたのか。
９日の予約は、
先週キャンセルの連絡を受けていましたから。

きょうは、とりあえず、竜安寺に、向かいます。

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ハートン・ホテルは、東洞院押小路下がる、
市街のほぼ、中心部に屹立しています。
ここから、竜安寺までの道中、何を見て頂くか。
二条城は、昨日済ませた由。
御所と同志社大学がよかろうぞ。

よって、烏丸通りを、今出川まで、北上。

右手に見える京都御苑を説明しながら、
交差点を西に取る。
管領・細川勝元の説明に入る。

Katumoto Hosokawa,
a shogunal deputy,
who built the Ryoanji Temple in 1430,
fought the civil war called Onin-no-ran
against Mochitoyo Yamaha,
a military governor.

(管領・細川勝元は、１４３０年に、竜安寺を造営、
守護職の山名持豊と応仁の乱で、争った。）

きょうは、生ゴミの収集日です。
道路脇に、袋に入れられた生ゴミが、
あちこちに、積まれています。

これは、何だと聞きます。

On Mondays,
the garbage mortar-tracks circuit
the town for gathering.

(きょうは、ゴミ収集トラックが、来る日です。）

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左大文字が、眼前になります。

死者の霊は、８月１３日、
１４日１５日そして１６日

生前の家族の家に戻ります。
１６日の夜、黄泉の国に帰ります。

そのとき、火を炊いて、
迷わないように、帰路を照らします。

この説明に、

「あら、アメリカにも、ありますよ。
ハロウィンですけど、よく似ているわ。」

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竜安寺に到着。

雨が降ってきました。
傘を持ってきませんでした。ゴタ不覚。

お客様が、傘を差しだしてくれます。

「相合い傘で、いかが？」

「ノーサンキューですわ。」

「冗談よ。どうぞ。」

「サンキューベルマッチだピュ。」

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石庭で。

「あれは何だ？」

「どれですか？」

「あの壁だ！」

「油土塀だ。」

ただし、
ゴタ、
また、チョンボ・菜種油をいうとき、

seeweed

と、やってしまった。

これは、意味不明。

そもそも、それを言いたければ

seaweed　（海草）

だ。

rapeseed oil （菜種油）

が、出てこなかった。バッターアウト！

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クレジットカードと、それから、
アメリカン・エクスプレス社発行の
トラベラーズ・チェックを、
円立てしてくれる銀行に寄って欲しい、という。

わからないけど、とりあえず、

「京都銀行」

に、寄ってみた。

　「お客様。このカードは、
　　当行では、扱えません。
　　烏丸四条にございますシティ・
　　バンクでお願いします。」

ゴタ、また、チョンボ。

シティ・バンクと、
言われたのを、勝手に解釈して、

ああ、都市銀行だな、

と思い、烏丸四条の、
三井住友にお連れしてしまった。

「パスポートをお見せ頂けますか？」

銀行の窓口は、言うのだった。

お客様、怪訝そうに、

「ATMがあれば、簡単にできるはずですが。」

「当行のATMでは、そのカードのお取り扱いは、
　出来ませんので、こちらで、させて頂きます。
　恐れ入りますが、
　パスポートの提示をお願いいたします。」

ああ、面倒くさい銀行だ。

ゴタ、言ってやった。

「シティ・バンクのATMで、出来るって、
　　　　　さっき聞いてきたんだけどな。」

「はい、シティ・バンクさんでなら、出来ますよ。」

このとき、ゴタは、連れてきた銀行が、
シティ・バンクでは、
ないことに気づいたのであった。

バッターアウト。ダブルプレイ。

　　(;^_^A

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奈良に移動。

東大寺。

本日は、込み入って、駐車場は、どこも満車。
市営は、バス専用となりました。

しかたがありません。

ゴタは、車で、留守番。

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留守番せず、すぐに奈良県庁の駐車場に入れて、
追いかけて行けば、よかったと反省しています。

先輩に聞いた、良い方法は、転害門に廻る方法ですが、
これは、タクシーでないとダメ。

レンタカーは、自家用車に分類されますから。
レンタカーで、タクシーがあればいいのだが。

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東大寺には、ダライラマが、来ていたそうです。

お客様、大喜びでした。

（ゴタの神通力のおかげかな？）

わけのわからない、うぬぼれに浸っていました。

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奈良ホテル、正面にお着けしました。

待つこと、１０分。ご友人が、出てこられました。

オマハと、奈良（京都かも？）
姉妹都市４０周年記念の交流で、来られたそうです。

（ああ、そういう関係で、日本視察なのか！
　　　ええかげんなガイドで、すみませんな。）

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「ミスター・ゴタ。きょうは、ありがとう。
　　　　　　　　　　　ここで、終了しますので。」

「はい、どうも、ありがとうございます。
　　　　　　　　　　　　　　　　（ええっー？）」

ヾ(＠°▽°＠)ﾉ

まだ、１４時３０分でした。
契約時間は、１９時終了です。

まあ、いいか。
１９時までの料金を、頂いて返りました。

あつかましいゴタでありました。

ちょっと、生活苦なもので。

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山田　錦（ゴタ）