第8教室:『ペルル嬢』(フランス語学習)『テレーズ・ラカン』(英語学習)

ドーデの『金の脳みそを持った男』もここで学習しました.

ペルル嬢(23)(モーパッサン作品集より)


ペルル嬢(23)
モーパッサン作品集より
Mademoiselle Perle
Maupassant

          
——————————【23】—————————————————

 Quant  à  moi,  je  vais  dîner  chez  eux  le  15  août  
et  le  jour  des  Rois.    Cela  fait  partie  de  mes  de-
voirs  comme  la  communion  de  Pâques  pour  les  ca-
tholiques.


.——————————(訳)—————————————————

  私はというと、8月15日と公現祭の日にシャンタル
一家のところへ行って夕食をとっています. これは
私の義務の一環になっています.復活祭の聖体拝領が
カトリック教徒の義務であるようなものです.

 

——————————《語句》—————————————————
           
quant à:~に関しては、~はどうかといういと 
     Quant aux enfants, ils iront en colonie de vacances.
     子供たちの方は林間学校に行くことになっている. 
le jour des Rois:公現祭 (1月6日)
8月15日:聖母被昇天
  (わかりやすくいうとマリア様の命日)      
partie:(f) 部分、一部      
devoir:(m) 義務     
Pâques:[パーク](f/pl)[無冠詞] 復活祭、イースター     
communion:(f) [カトリック] 聖体拝領(の儀式)
    

 

——————————≪ひとこと≫——————————————

8月15日が聖母被昇天の祭日で、台湾、韓国にとっては
無条件降伏した日本から解放された祝日です.聖母マリ
アの祭日はほかにもあって、12月8日が無原罪のマリア
の祭日です.奇しくも日本が戦争を始めた日と止めた日
がマリア様の祭日となっています.