第8教室:『ペルル嬢』(フランス語学習)『テレーズ・ラカン』(英語学習)

ドーデの『金の脳みそを持った男』もここで学習しました.

山田 錦の【通訳ガイド日記 52】

2013年4月9日 (火)


  【弁慶、午前10時15分】


   大阪から嵐山まで、お迎えなんて
   一体、どのくらい時間がかかるか、
   わからないから、早め
   に家を出たんですけど、
   何と、10時には、もう、着いてしまいました。

   そしたら、ハイヤーさんも、
   まもなく到着。あとは、お客様が・・・・

   あ~れ~、お早いことで。
   只今、時刻は、10時15分。
  
   早くツアーを始めましょう。

 

  【京都ハンディクラフトセンター】


   只今、
   京都ハンディクラフトセンターの営業時間は、
   朝11時からとなっております。
   時間をチェックしながら、ご案内。

   このペースで、進めば、ぴったり、11時着。
   ハンディクラフトセンターに直行。

   3階と4階だけが、展示。
   あとは、全て、
   おとなり、アミタに移転しております。
  
   4階の楽しいのは、いろいろな着物があること。

   でも、トレーシーさんは、
   着物には関心があまりない様子。
   もう、やまほど、
   ブラックバーバリに、コムデギャルソン、
   もうたくさん買いました。

   アミタ(京都ハンディクラフトセンター東館)で
   からくりの爪楊枝入れを見つけて、お買い求め。

   
   【うどん屋でお昼】

   武道センターの西向かいに、
   うどん屋さんがあります。
   入ると、カウンター席ですが、奥はお座敷。
   さらに奥に、堀床式テーブル席があります。
   この部屋がお目当てで、


     「うどんでもいい?」


   とお聞きしたのでした。


    ヾ(@^▽^@)ノ  


トレー
シーさん: Please call the driver
      to come with us.
      We'll invite you and the driver.
     
      ドライバーさんもお呼びなさいな。
      みなさんをご招待するわ。

 

山田  : Thank you.
      すんません。


    
 山田のみぞ知る(みんな知ってるでー)、
 奥の堀床式の部屋。
 ポイントをかせぐ場所であります。

          
 麺は、うどんのみ。
 お蕎麦を初めにご希望であったお客様には、
 やや、手前みそでした。

    ヾ(@^▽^@)ノ  
  
 
 おあいその合間に、ドライバーさんは、
 ハンディクラフトセンターに置いている車
 を回送してきます。
 山田は、お勘定場に、付き添い。

  ヾ(@^▽^@)ノ


トレー
シーさん: Do you accept the Amex ?
      アメリカンエクスプレス使えます?


お店  : すみません。現金払いだけなんです。
   

山田  : Sorry they accept only cash payment.

 

   アメックス・・・ブラックでしたで。
   何か、すごい。

   あとで、聞いてみたら、ブラックの
   まだ上の、メタルなんだそうです。
   世界中で、2000人だけなんだって。
   なんちゅうーお金持ちや。

    
     【錦市場

  午後は、錦市場です。

  ドライバーの積丹半島さんこと、
  松原さん。
   
  松原さんと相談して、烏丸錦を東に入ります。
  高倉通りが、入り口になります。


    o(^▽^)o

山田  : Here we are at
      the Nishiki fish market.
      
      着きましたで。錦市場


  かんぴょう、干し椎茸、佃煮、高野豆腐・・・
  ガイド試験に出そうな単語が
  目白押しの市場です。

  湯葉もありまっせ。
  今年の試験に出そうやな。
  湯葉、英語でどうぞ。

  a delicacy made from the skin forming
  on the top of gently-boiled soybean milk

  岩波新和英大辞典にはこう出ていました。

  でも、通じないんちゃうかな。

  dried bean curd

  グランドコンサイス和英辞典にはこう出ていました。
      
  なんか、豆腐の干ものみたい。
  これこそ、高野豆腐でっせ。

  では、そのあいだを取って、
  
  dried soybean milk


  何?ますます奇っ怪?

      
  寺町通りが錦市場の終点。
  ここから、高島屋へ、行きました。

      

     【高島屋

   
  陶器売り場で


トレー
シーさん : Yamada san, I'd like to buy
       the portable gas cooker.
       山田はん、私、あのガスコンロ欲しいわ。


   見ると、茶瓶の下に、ガスコンロがあります。


山田   : Looks like they don't sell the cooker.
       It's for showing the example
       usage of the teapot.
        
  あれは、売りもんじゃないですよ。
       商品の使用例として置いている
       だけでしょ。


トレー
シーさん : Then please ask them where
we can buy the gas cooker.
       じゃ、どこ行けば、同じものを買えるか、
聞いて来て下さらない?


山田   : No need to ask. They sell the cooker
at an electric utensils shop.  
いや、聞かなくてもいいです。
家電売り場ですわ。


トレー
シーさん : Then let's go.


山田   : Then let's go 
       ・・・て、あんた、ほんまかいな。


    ヾ(@°▽°@)ノ


 ここは、高島屋の西側の通り、
寺町通りという家電売り場の集まる場所です。

 ただ、往時の賑わいはありません。
その昔、ここには、谷山無線があった。ヒエンドー
 があった。

     「このクーラーよう冷えるわ。」

     「せやろ。ヒエンドーで買ったからな。」

 とかいう小話も生まれた町、寺町。

   
トレー
シーさん : Yamada san,
Before buying I have to eat something.
山田さん、家電店行く前に、何か食べましょう。


山田   : Eat ? something ?
Where have all your udon noodle gone ?
       食べるって? 何を? 
さっき食べたうどんはどこへ消えたの?

 

 ハンバーグのお店がありました。
ここで、お食事タイム。
 山田、降参。白旗を揚げて、
とりあえず、ウーロン茶でお付き合い。


シンガポールの富豪さまは、
よくお召し上がりになることでございます。


   【エディオン

家電店「エディオン」で、
お目当てのガスコンロをゲット。
というか、ガスコンロは、口実で、
ハンバーグ店が本命だったんじゃないの?

どっちでもいいけど。


 【京の目抜き通り四条通り】

車は、四条通りで、待機しています。
ようやく、お買い物が終了。車にもどり・・・
ません。

今度、栗のいい匂いにつれられ、
焼き栗のお買い物。


   【白川】

祇園といえば、白川。
白川といえば、巽橋。
ここで、お写真。


山田 : One of the scenic zones
     Kyoto is proud of.
京都屈指の風致地区ですわ。


   【花見小路】

石畳の小径は風情があるためか、
もう一度、通りたいといいます。
ドライバーの松原さん、


   「お安いご用です。」


ハイヤーが、2周した月曜の夕暮れでした。

このあと、予約を入れていた、
祇園高台寺の「つじ華」へ。

二階の個室に通されます。

おすすめは、近江牛のあぶり焼き。

このお値段、一人前が、10000円。

それを、きょうも、
山田とドライバーの松原さんに、振る舞います。


近江牛の肩、太もも、どこそこの部位、
肉が運ばれるたび、説明されます。
ただ、分量は、やや少ない。

もう、あちこちの店を経験し、
食べ比べてきただけあって、
勝劣が着けやすくなってきた。

山田の採点では、お肉をややけちっている分、
減点で、80点の店。

それから、おトイレの便器も、小さいので、
大きな体の外国人向けの店
ではない。

さらに言えば、メニューも、
英語のメニューを用意しておくのが、
配慮というものだと思う。
 
その他の点は、細かいサービスで、
行き届いていました。
魚アレルギーのエンディさん
のために、小皿の内容を変更してもらったり、
いたれり、つくせりの面もありました。


エンディさんの選んだ赤ワインが、廻り、延々、
午後10時近くまで、食事と会話が
弾んだ、至上のひとときでした。


大阪のホテルに戻ったのは、午後11時。
自宅に帰ってきたのが、午後11時50分。
シャワーを浴びて、そのまま、バタン.

   おしまい
   山田 錦